2023/06/28
论文
本学生理学Ⅰ 古山講師らの论文「Multiple factors contribute to flight behaviors during fear conditioning」がscientific reports誌に公表されました
従来の古典的恐怖条件づけでは、すくみ行動(Freezing)が恐怖記憶形成における条件付け反応の行動指標として使用されている。しかし、近年の研究で、逃避行動(Flight)もいくつかの条件下でマウスの恐怖記憶形成における条件づけの行動指標として報告されている。そこで本研究では、無条件刺激(unconditioned stimulus, US)または条件刺激(conditioned stimulus、CS)の強度を変化させ、雄マウスの恐怖条件づけ行動に対する影響を検証した。その結果、条件刺激の強度が強いほど逃避行動が観測され、さらに2日間連続で恐怖条件づけをすることで逃避行動を誘発できることが明らかになった。この結果は、近年の研究報告と一致しており、すくみ行動が恐怖条件付けにおける唯一の条件づけ行動ではないことが示された。恐怖条件づけによる行動は、条件刺激―無条件刺激の連合学習において、様々な要因(強度や日数)によって変化することが示唆された。
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